無口な友


こんにちは、ベランダーです。
(過去blog→http://76653926.at.webry.info/200805/article_12.html

今年も 「るりまつり」(学名プルンパゴ)の季節になりました。
南アフリカが原産の小低木で、6月から11月上旬まで、
涼やかな空色の花を次々と咲かせてくれます。

うちにやって来てから13年。
病気になったり、水やりを忘れた私のせいで、しおれそうになった時も
ありましたが、挿し木をすればその子もちゃんと根を張って育ってくれる、
元気な、そして静かな友です。

ただ例年は、見事に咲き乱れてくれるのですが(上の写真)、
今年はこんな感じで、いま一つ元気がありません(下の写真)

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元気がないのは猛暑のせいではなく (熱帯がルーツですし) 、
昨年から今年にかけて、学生と仕事で忙しいことをいい訳に、
ろくにかまってあげなかったからなんです。

本当はー、
春先。伸びすぎた枝があれば剪定して蕾を付けやすくする。
梅雨。蕾を見つけて喜び、花が咲いたら、今年も咲いたねとまた喜ぶ。
真夏。花盛りの木に、追加の栄養分を定期的に散布。
    玄関やリビングにも飾って花を愛でる。
秋口。疲れが出ていないか見て、必要なら薬を処方する。
晩秋。花が終わったら、ありがとうの「礼肥」をやる。
真冬。持病のうどんこ病を発症した枯れ葉を落としてできるだけ病気を防ぎ、
    翌年に向けて枝を整える。

こんなふうに大事にしてあげなければいけなかったのでした。
会社や人間同士、日々いろいろなところで見られるプロセスと同じです。
面倒がって放ってしまったら、今年はそれなりの年になってしまいました。

特に、真冬は修論にかかりっきりで、水やりとのときも顔を合わせません
でした。コミュニケーションを怠った結果が、今年です。
ごめんね。
無口な友は、無言でいろいろなことを啓示してくれます。

ところで、
木が友達だなんて変人みたいですけど (ま、その一面もありますけれど)、
さきごろ読んだ 『大人の友情』(河合隼雄著)の一節に、
人間同士ではない「境界破り」の友情話が載っていて、その話も分かるんです。
(この本はタイトル通り、大人の友情について思慮深い話が書かれた良書です)

鎌倉時代の名僧・明恵は、紀州の島 「苅磨」の美しい情景に胸を打たれ、
あなたを忘れられないと、島に宛てて手紙を書いたそうです。
人であろうと島であろうと、魂のふれあいは同じということでしょうか。

スヌーピーの兄弟・スパイクも、~彼は砂漠に1人で住んでいますが~
友人はサボテンで、「出かけてゆくときに振り返ると、サボテンが手を
上げて振っているようで、彼は感激する」 のでした。

ああそれに、映画 『レオン』で、ジャン・レノ扮する殺し屋も木が友達でした。


無口な友との信頼回復のために、
今年は手入れ(コミュニケーション)をしっかりします。







大人の友情 (朝日文庫 か 23-8) (朝日文庫 か 23-8)

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