国際的に見てびっくり、人財能力開発にお金を使わない日本


今日は朝から、中小企業診断士のオンライン理論研修でした。

いやー、びっくりした。


何にびっくりしたかが今日のテーマです。

「国際的に見てびっくり、人財能力開発にお金を使わない日本」


この表は、

GDPに占める企業の能力開発費の割合の国際比較です。

こんなに低いの!?と驚きませんか。出典はこちら(厚労省)。


左から、米国、フランス、ドイツ、イタリア、英国ときて、

いちばん右の日本…、目を疑う低さ。

もともと低いのに、さらに年々低くなっています。

※OFF-JT(職場外訓練)の比較で、
 企業外だけではなく企業内の研修費用等も含まれる。



母数となるGDP(国内総生産)から見ていきましょう。

上の図の順番で、表をつくってみました。

※GDPは2017年のもので、
能力開発費は2010~2014年のものなので
ズレがありますが、参考にはなるかなと。



例えば、イタリアのGDPは日本の半分以下ですが、

それでも能力開発は1.09%で、日本の10倍!

かける費用は日本の4倍近くなります。


では、能力開発にお金(時間)をかけないと

どのようなデメリットがあるのでしょうか?

これが中小企業診断士の試験だと、

「200文字以内で答えよ」となりそうですが、

ちょっと私なりに考えて羅列してみます。


◇ 内面的・技術的に人の成長が促進されにくい。

◇ 「人の成長が企業の成長」という当然の概念が培われず、
  企業そのものの成長も促進されにくい。

◇ 社会的に人を大切にする文化が育ちにくい。

◇ 外部からの新しい風を取り込まないので、
  時代遅れの考えや体制を維持しがち。

◇ 他国と比較して競争力でかなわなくなる。

◇ 能力開発には時間がかかるため、
  遅れを取るとどんどん挽回が難しくなる。

◇ 学ばない大人が増えることで、
  社会的・家庭的などさまざまな弊害が出る。




教育は、人の力、会社の力、社会の力、国の力です。

国際的に、能力開発にお金と時間をかけないのは

かなりまずいと思う。


私も講師ですし、企業研修をする仲間が

周りにたくさんいるので、

頻繁に行われている気になっていましたが、

それはごく一部の現象であって、

国際的にはこの状態…。


今日の理論研修の講師も、

「自分は学びが盛んな日本企業(大手)

に入ったつもりでしたが、

外資系に入った友人のほうが、

ずっと手厚く教育の機会を与えられていました」と。


同じ表です


ただ、この図はショッキングですが、

無理して見れば伸びしろがあります。


能力開発に力を入れている企業のほうが、
生産性の上昇幅が大きくなるデータもあります。


私が訪ねる取材先の「いい会社」には、
研修など能力開発をしないところはありません。


自分自身に対してもしょっちゅう感じるのは、
「大人こそ学びが大事」ということです。


この図を頭に置いて、
やることやらなくちゃ! と思いました。



能力開発にお金と時間をかけない会社にいる方は、

 権限があるなら長期を見据えて始めたほうがいいし、

権限がないなら自分で学んでいきましょう。

自腹を切って通う講座は、本気で学ぼうとするし、

本を読むのもいいし、

youtubeにも働くうえでの考え方などが学べる

自己啓発的なチャンネルがいろいろあります。


いやー、それにしてもこの表、ホント衝撃的。

社会人こそ、一番学ぶべきだし、

学びは本当に素晴らしいものなのに!


学びを重視しない日本社会にいる私たちは、

自分で学びの場を作っていきましょう。

それは自分で自分を守ることにつながると思います。

5年後、10年後、学んでいる人といない人の差は

歴然になってしまうのではないでしょうか。


思考力、会話力、聞く力、技術力、知識力、書く力、笑顔力…

なんでも学んで、なんでも実践しよう。

未来を見据えて、学びましょうね!


必要に迫られて社会人になってからのほうが勉強してます。
それですっかり勉強好きになりました。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川礼子
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