8月31日の子どもたちを想う ~話したくないことを話してもらうために~


明日はもう9月ですね。

日中はくらくらする暑さですが、

今夜、郵便物を出しに外に出たら、

小さな秋の風が通り過ぎて行きました。



さて、今日のテーマは

「8月31日の子どもたちを想う

~話したくないことを話してもらうために~」です。



今年はコロナの影響で、

8月中から2学期が始まっているようですが、

例年、ほとんどの地域は9月1日からスタートです。

この時期、子どもの自殺が増えることを

ご存じの方も多いと思います。



私も小3~4年で経験があるんですが、

子どもって、自分がいじめられていることや

学校に行きたくないという気持ちを

親や先生にはなかなか言えないんですよね。

楽しく通学している自分を見せたいし、

下手に告白して、かえってよくない結果にさせたくないし、

言ってしまったらそれが現実のものとして確定してしまう気もして。

一人一人の子どもたちそれぞれに、

言えない理由があることでしょう。



だから子どもが主体的に言ってきてくれることを期待するよりも、

大人のほうから、子どもが言いにくいことを言えるような

雰囲気をつくることのほうが重要なのかなと思ったりします。



子育てをしたことがないので、

偉そうなことは何一つ言えませんが、

ただ、私は取材や研修やコンサルをしているため、

話しずらいことを話してもらうのが仕事の一つなんです。






そんなとき、こういうことをしています。


・いきなり核心に触れない。
 (当たり障りのない話から始める)

・核心に触れるときは、
 私自身やほかの人(名は伏せる)の弱みを先に出す。
 (〇〇したくないことって、よくあるんですよね~とか)

・重い空気にしない。
 (あまり思い詰めた雰囲気で聞かない)

・話せなくて当然だ、という思いを伝える。

・他言してほしくないことは書かない・言わないと約束する。
 (その約束を必ず守る)

・相手の話を、最後まで、さえぎらずに聞く。
 (しっかり頷きながら)

・相手の話をその場で判定したり分析したりしない。
 (これは絶対だめ)

・聞いている途中で、主語がはっきりしないなど
 何の話か分からなくなったときは、
 それについてだけ途中で質問するのはOK。
 (今の話は〇さんのことですか?)

・相手が言葉に詰まったら、静かに待つ。
 あまり長ければ、「残念だったでしょうね」など、
 短く共感の想いを伝える。

・話が終わったら、話してくれたお礼を伝える。

・アドバイスを思い付いても言わない。
 (相手にとっては非難に聞こえる)
 (コンサルの場合は後日伝える)
 (頼まれたときは言ってOK)

・話の内容によっては、
 もし私に役立てることがあるなら、
 どうしてほしいかを聞く。



改めて箇条書きにすると、

こんなことに気を付けています。

とにかく徹底して「聞き役」です。



不思議なことに、

問題はまだまだ解決していないのに、

誰かが真剣に話を「聞く」だけでも

相手の心が少し軽くなったり、

少し温かくなったり

少し勇気が出たりすることがあります。



ものごとには順番があって、

まず「聞く」。

その後に「解決に動く」です。


つまり、聞かせてもらわないと動けないので、

いかに話してもらうかがとっても大事になります。


と書いていても

私もまだまだ未熟者です。

世の中に、話しにくいことを話せる場が

増えていったらいいなと思っています。


もっと上手な聞き役になりたい、
経営ジャーナリスト・講師の瀬戸川礼子でした。