空気のようになれますか ~社員満足度調査をやめた会社の話~



今日のテーマは、

空気のようになれますか? 

~社員満足度調査をやめた会社の話~ 

です。先日、そんな話になりました。



私が取材させていただく「いい会社」は

社員満足度、社員幸福度の結果も当然、良いです。


でもいきなり高得点を導き出した会社はなくて、

下積み時代からコツコツと改善を重ね、

高めてこられたんですよね。


そして定期的な「社員満足度調査」

組織の健康をチェック&改善されています。



ただ一方では、中止した会社もあります。

ある経営者は業績が苦しい時期、

頑張ってボーナスを出しました。

なのに、社員満足度調査の結果が悪かった…。

経営者は嘆き、怒り、

調査をやめてしまいました。

これは各地で聞くあるある話です。



経営者の気持ちは分かります。

経営者だって喜怒哀楽のある普通の人間です。

まして、誰よりも大きな不安を感じながら、

がんばってこられたのでしょうから、

がっかりしたり怒るのも分かるんです。



でもちょっと厳しいことを言わせていただければ、

「なぜ低いのか?」

と、プロセスや原因を見つめることもなく、

結果だけを見るそういう体質が続いてきたから、

満足度調査もそれに見合った結果になった。

そう考えるのが妥当だと思うんです。


恐らく、社員側の思いとしては、

ボーナスがもらえただけで満足度が上がるなんて、

見くびられては困る、という感じかな。


それならば、

ボーナスがもらえたことを上回る不満は何か?

どうすれば問題を解消できるのか?

こっちに目を向けたらよかったですよね。




もう一つ、前に聞いた話を紹介します。

ある経営者がいい会社づくりに邁進し、

その実感を持ち始めた頃の話です。


廊下ですれ違った社員を呼び止めて聞きました。


経営者「最近の会社どうだ?」

社員「まあ、いいんじゃないすか」


自分への感謝がない、と悔しがる経営者。

もやもやした気持ちを、

人生の師匠に伝えたそうです。


師匠「あなた今、空気すいましたよね。
   意識しました?」

経営者「いいえ」

師匠「息を吐いたのは意識しました?」

経営者「いいえ」

師匠「そうでしょう。一番大切なものは
   無意識のうちに行われるのであって、
   むしろ『社長のお陰です』なんて
   言われるようじゃ
   根付いていないかもしれませんよ。
   空気のようになっているのは、
   いいことじゃありませんか」。


これは、前に通っていた
老子講座で聞いた実話です。


 ~  ~  ~

今日ご紹介した2つの話、いかがでしたか?


私は、相手がアルバイトさんでも社長でも、

お世話になっている人に「〇〇さんのお陰です」

って言えるのは素敵だと思います。

廊下で呼び止められた社員が言った、

「まあ、いいんじゃないすか」って

そんな言い方ないっす、とも思う(笑)。


でも、

言われるほうがそれを目当てにするのは

やっぱり違いますよね。


まあ実際問題、人に何かをやってあげたら、

感謝されたいと思うのは自然だと思います。

だから、それをあえて出さないようにするのが

カッコいいんですよね。

恩着せがましい人ってカッコ悪いですもん(笑)


空気のような存在になれるかー。

簡単ではありません。

なぜかというと、

空気のような人の素晴らしさが分かる人は、

空気のようになる難しさや素晴らしさを

理解している人(人間力のある人)しか無理だからです。


今の日本では、空気のような人よりも、

「できる自分」を演出できたりする人のほうが

一目置かれちゃったりしますから。


だから、空気のようになるって

悩ましいことではありますが、

もしそうした問題に遭遇したときに、

今日の話を思い出してみてくださいね。

老若男女問わずみんなで

カッコいい人を目指したいですね。


ではまた~(^^)/

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

youtubeはこちらです。

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「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川礼子
「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川礼子


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