お客を教育する旅館 ~優遇されたら感謝する~



今日のテーマは、

お客を教育する旅館 です。



実話です。

ある有名人が、
テレビ取材で旅館に宿泊しました。
撮影スタッフも一緒です。


その夜、有名人は、
深夜まで開放している大浴場を
1時間前にクローズして
貸し切りにしてほしいと言ってきました。


旅館が、それを断り、
クローズした後ならどうぞ、と言うと

テレビの撮影スタッフは
「断ってくれてありがとうございます」と
言ったそうです。


つまりこの有名人は、
どこにいってもわがままを言い、
それが通ってしまっていた。


各地を同行している撮影スタッフは、
旅館に迷惑をかけていることが気が気でなかった。


だったら注意しなよって話だけど、
撮影スタッフはテレビ局の下請けであることが多く、
下請けのさらに下請けということもあるので、
言えないケースだったと想像できます。



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このように、
お客を暗に教育できる旅館は良いですね。

・お客さんとお客さん、

・旅館とお客さん、

どの関係も平等だという
哲学があればこそ、
このような対応ができたのだと思います。


「うちは有名人を贔屓する」
というポリシーがあるなら別にいいのです。
私は好きな考え方じゃないけど、
それは宿の自由だから。


でも、たまたま有名人に言われたからOKする
という「意味のない判断」はいけません。

それはスタッフに伝わり、
宿の雰囲気に転化され、
いつしか客離れを起こしてしまうからです。


また、昨日のブログじゃないけど、
有名人にむごい教育をしていることになり、

そのむごい教育が、
ほかの旅館への迷惑へと
どんどん連鎖していくことに
加担しているわけですから。


~  ~  ~


ところで下記の話は、
自慢ぽく聞こえなければいいなと
思いながら書きます。

私は、旅館の女将さん取材を27年続けてきました。
2021年夏に『女将さんのこころ』3巻目も出ます。

1巻目はこちら
おもてなしの原点 女将さんのこころ その一 - 瀬戸川 礼子

2巻目はこちら
おもてなしの原点 女将さんのこころ その二 - 瀬戸川 礼子



いつもジャーナリストの立場で泊まるので、
ただでさえ、日本の旅館は
親切な待遇のところが多いのに、
さらに良い待遇をしてくれるように思います。


そんなとき、私が肝に銘じるのは、
「私がすごいんじゃない。
 職業の力なんだ」ということです。


さきほどの有名人で言うならば、
「私がすごいんじゃない。
 芸能という職業の力なんだ」です。

20代のころはここまで思えませんでしたが、
いまはもう年月が経ちましてね~(笑)。


もし優遇されたら、
それを喜ぶんじゃなくて、
それに感謝する。

何のお陰で、
誰のお陰で、
いい目に合わせてもらっているのか
忘れないでいたいです。


愛の経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。



youtubeもぜひ♪ こちら
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